2014年 描き初め

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 年賀状にと思っていた絵をやっと描いた。年明けて早半月という、私には2週間ばかり一年が足りなかったみたいです…とかなんとか、誰にも年賀状を出せずじまいでした。

 

他にも描きかけのイラストや、途中休止状態の企画だとか諸々と一緒に年を跨いだのでどうにも新年気分がなかったんだけど、この1枚ともう1枚の少し大きめの(と言ってもA3サイズ)イラストがほぼ仕上がって気持ちの区切りが少しできた。

 

一年の初から出遅れつつも昨年以上にたくさんの絵を描いていこうと思っています。

 

 

 

・・・続けてもうひとつ記事を書く

NSP造型 #03

フィニッシュ!

 

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やっと1つ粘土状態の完成まで辿り着きました。

 

柔らかく薄いビニールの上からスパチュラで撫で回したら色々と捗った。ビニールは使い捨ての運命だけども…、髪の毛は一番楽に作業ができて2時間でフィニッシュ。後は上手くシリコンで型取り、ポリ樹脂複製が出来るかどうかだ。

NSP造型 #02

全体的にブラッシュアップした。

おヒゲを頑張ったが写真に写らない…。そして面倒な部位NO.1の耳、このヘッドは大き目なので綺麗に出来た。でも硬化しない粘土なので何度か落として凹ませて其の度に修正をするハメになり、ファンドでは気にしてなかった作業土台の必要性を痛感。木片に穴開けて太目の針金支柱を通し作業土台する予定。そうじゃないと多重構造にした部位が潰れた場合、根本からやり直さないといけなくなるから危ない。それと参考写真を用意しておれず想像だけで作っているからえらい遠回りで時間がかかってる。

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多分、コレを最初にシリコンで型取りする。まだ未完成だけど

型取りしたら壊してこねてまた使えるのが不硬化粘土の良い部分なんだけど(削りかカスも使えるし)、形が出来たら早い所キャストやパテ、石膏に置き換えないと形が保存できないので、型取り複製は必須になる。

 

型取りについては…油粘土には水粘土で防壁を作って二面取りor丸ごとシリコン掛けてシリコン硬化後切開のどっちかだろうが、経験がないのでどっちがいいかも分からない。

多少しっぱいしてもパテで直せばいいんだろうけど、できれば上手くやりたいので引き続き情報をネットで漁る。

 

 

粘土は楽しい。

NSP(アートクレイ・インダストリアルクレイ)といふ粘土

気になっていたのでNSP<ブラウン・ミディアム>を購入。

Webサイトで調べてはみたが感想は人それぞれで、一体どんな粘土なんだろうと楽しみにしていた。

海外製の造形向け粘土で約1,500円で906グラムの四角い塊。輸入代を差し引くと儲けがないんじゃないのかと若干心配になる値段だが、人気もあるようで品切れ多数、色は茶と緑、硬さは三段階(ハード、ミディアム、ソフト)あり。常温では形を維持できるだけに十分硬く、暖めると軟らかくなる性質の粘土です。

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上の写真はカッターで切り出した部分と少し指で潰した塊。

ネット情報だと硬くて練れないとか、ヨーグルトメーカーを使うと軟らかくなってとても扱いやすいと書かれていた。スカルピーとオーブンを買うより断然安いが、実際ヨーグルトメーカーでどれくらい暖められるか気になって見てみると或るメーカーのを調べると40度とある。これなら体温で事足りるんじゃなかろうか?

これもNSPを買ってみようと思った動機のひとつです。WAX系にも興味を惹かれたがもっと硬そうなので暖め機器が必要そうだし、とあるblogに暖めると”G”を呼び寄せると書いてあり(香りがでる?)、そいつは困るなと…。

 

で、切り出した感じ、カッターの刃はスッと入るが抜くときに粘られる。小さな片は指で容易に潰せて錬れる軟らかさがありつつ粘っこく、やはり体温で十分そうだ安心した。ただ希に米粒より小さい白い塊(油分のかたまりか?)があったのでそれは取り除いた。

 

パッケージに「Non-Drying Modeling Clay」とある。

 

粘りけが思ったよりあってそれが指に残る。作業中に飲食物を其の手で掴むのは遠慮したい感じ、ただこの粘り気がないと盛り付けの際、くっつかないんだろうと思うので、ここは辛抱です。ネバネバを除けば、程よく軟らかく伸びもよくコネコネするのが楽しい粘土なのです。そう、このネバネバネバネバ…コレでどうやってディティールを出すの???

 

途方にくれるくらいネバネバ…スパチュラは役に立たないし、こりゃぁ…いや、ネットで見た人たちはこれでかなり素晴しいモノを作っていたじゃないか!私に腕が無いだけだどう。まだ粘土いじって一月じゃないか…心で呟きつつ、とりあえず顔を作ろうとボリュームを出す作業…うーん、これ本当にどうやって形にするんだ?参ったな…参った…ネガティブになりつつも乾燥や硬化を気にせずボリューム出しから仕上げまで出来るのはいいよな…ま、できればの話だけど…。

そうこうしている内に段々、顔のイメージが頭に浮かんくると同じくしてNSPの形もまとまってきてた。コレ…案外いけるぞ!

 

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↑ 約4時間悪戦苦闘した顔。そこ!また禿げキャラとか言わない!毛の表現がまだ出来ないんだ。

 

コツ…指と手が最適。道具を使うなら面積の大きいヘラが良いかも知れない。スパチュラは…使う部分に指を数秒置いて暖めから突付き均すのが最善。

 

最初、NSPの塊からケンパーツールで2,3掻きした破片を捏ねて盛り付けていたが、其の内面倒になり、指で擦ったり捻り取ったりしながら細部に盛り付けていった。集中すると体温があがるので、それで十分適度な軟らかさで使えた。

 

思うに、暖めてテクスチャースタンプ(ゴーヤやオレンジの表面をシリコンで型取りし、押し付けてモノ)を使うとかなりいいんじゃないのか知らんですね…いや、ネバネバに負けるか…?

 

 

 

いやぁ、ファンドって凄いね(!

グレイ・ファンド

二年越しでファンドを使い切り、さて次は他の粘土も試そうかなんて考えながらWebサイトを巡っていた。同じ石膏粘土でも球体間接人形作家さん達が愛用するラドールというものがある。気になって調べたらヤスリ掛けで毛羽立ち易いっつう意見がチラホラ…それはどうかと悩む、それでも多くの人形作家さんに愛用されているといふことは毛羽立ちはきっと技術的にコントロールできる範囲なんじゃないか?

次にマジックスカルプなるエポパテに興味を引かれる。二種混合練り合わせて使う自然乾燥素材、入れ物のデザインがなかなかソソルし色が何種類かあるのもいい。石膏粘土は真白なのが(視認性)ハンデだなと感じていたし、乾燥時間に関してもマジックスカルプは早くてよさげだ。

それでもなんだかんだと決めきれず色々検索していた時、ある造形師のBlogでグレイファンドを知った。その記事によると受注生産で広く流通はされておらず取扱店も少ないよう。まぁなんとも心くすぐられるじゃありませんか!ファンドに色付きがあるなら迷いはないです。

購入です!!

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ネットがなければ手に入れることができなかった粘土だと思う。ネット通販で取り扱っているのは2箇所確認。ちなみに私が購入した所はお一人様2つまでの販売でした。

ええ、2つ買いました。それと、多分この形は使いそうだなと思われるスパチュラを単品買い。もう一つよさげな形のがあったけど品切れだった。

 

で、今日届いたのでさっそくグレイファンドを開封…おぉぉ

グレーといふには少し緑がかっている…しっとり…むにゅむにゅ!これすげぃなぁ・・・二年間フリーザーパックにしまいこんでいた硬い硬いファンフォを練って錬って使っていたから余計に凄く軟らかく感じる!ネットでフェンドの使い心地を調べると”硬い”という感想をよく見かけた。錬るのに力がいるとか…そなんことは微塵もない!衝撃のしっとり柔らか!それから”手につかない”とパッケージあるが、水を加えると粘つくです。むしろそれでいい!水を多めにつけてネバネバペースト状にして模型に盛るとか普通に使える技術です。

 

これから粘土で何か作ろうと思っている方に、私は心からこのグレイファンドをお薦めしたい!!価格もポリパテ、キャラメルクレイ、ワックス等と比べても相当安いしね。